WHAT'S NEW
ニチレイロジグループの次世代輸配送システム「SULS」(サルス) 稼働開始のお知らせ
現在の物流業界における最大の課題「トラックドライバー2024年問題」。
ニチレイロジグループは、顧客のサプライチェーンを支え続ける国内No.1の食品低温物流事業者として、当社グループが持つ強みを最大限に活用して持続可能な低温物流サービスをご提供していくために、このたび輸配送システムの革新に着手いたしました。
当社グループの次世代輸配送システムとなる「SULS」(サルス)の名称は、「S&U Logistics System」の 頭文字からとっており、「S」には「3つのS」、Speedy(よりスピーディに)、Sustainable(持続可能な)、Solution(課題を解決する)、そして「U」には「3つのU」、Utility(より効率よく)、Usability(より使いやすく)、User Experience(高い体験価値)、という意味を込めております。我々の強みを掛け合わせることで 「3つのS」を生み出し、社会や顧客に「3つのU」をご提供していく、という想いを表しています。
この「SULS」(サルス)の仕組みでは、当社グループの拠点間輸送において荷台部分の切り離しが可能な トレーラーを活用すること、そして荷積み・荷下ろし等の作業を乗務員ではなく当方の拠点で行う(※)ことにより、トータルの運行時間を大幅に短縮し、効率的で持続可能な輸送基盤を構築してまいります。併せまして、トレーラーを当社グループで保有し、中継拠点に常に荷積みされた状態のトレーラーを用意 しておくことで、車両到着後すぐに次の目的地への運行に移ることができるため、輸送能力の大幅な拡大 にもつなげていく考えです。
このような運用を可能とするのが、当社グループが持つ「全国約80ヵ所の自社運営拠点」「国内最大規模の ベースカーゴ」「全国95社の運送協力パートナー」などの強みです。これにより、「2024年問題」においても 「運べなくなるリスク」を発生させずに、発注のフレキシブル対応による利便性の向上や環境負荷の軽減、コスト面での効率化なども実現しながら、サステナブルな低温物流サービスをご提供することが可能と 考えております。
この「SULS」(サルス)の仕組みの整備を、まずは東名阪の拠点間輸送から開始することといたしました。今後は全国へ順次拡大していくことにより、ニチレイロジグループは低温物流における輸配送をより 高品質で持続可能なかたちに進化させ、これからもお客様のサプライチェーンを支え続けてまいります。
(※)取組開始時点では中継拠点(名古屋)が対象、順次発着拠点へ拡大